オイル
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 オイルは人間で言えば血液に相当する重要な要素です。
 バイクは、エンジン回転数が車より相当高く(10000rpmを超えます。)、またエンジンオイルでミッション(エンジン回転力を車輪に伝えるためのギアのことで、オイルの分子を切るような力が働く。)やクラッチ板までも冷却する必要があるため、オイルにとっては相当厳しい環境となります。
 ちょっと前までは、バイク用エンジンオイルの規格というのは無く、基本的に四輪車のものを使用していましたが、最近の四輪車用の物は省燃費対応が強く要求され低粘度・低摩擦化の傾向にあり、これらの4サイクル油を二輪車用4サイクルエンジンに使用した場合、低摩擦性によるクラッチ滑りの発生や、低粘度性によるギヤ耐久性低下が懸念されます。
 このため2002年4月に二輪車用オイルの規格として、『JASO MA/MB』が作成されました。

 オイルの交換は自分でやるようにしています。近くの店では工賃1000円程度で実施してくれるのですが、いいかげんに作業(極限まで廃油を抜ききってくれない等)されたりするとイヤですし、オイル交換作業時に他の簡単な点検ぐらいはいっしょにしたり出来ます。それを手間と見るか愛着と見るかの違いですかね。バイクは趣味の乗り物なので、自分でやる人が多いと思います。
カストロール シントロンエクストラ 5W-502004.03.28作成
カストロール シントロンエクストラ 5W-50
 VFR750F(RC36)が納車(1995年3月)されてから、2002年の6月までの実に7年間、車検時のオイル交換以外は使いつづけていました。
 チョイスの理由は対応温度帯の広さ。5W-50なので真冬でもやわらかく、真夏でもダレないので安心していられるのとギアの入りやすさが理由でした。
 さすがにやわらかいのでエンジン始動や直後のアイドリングも安定しています。(エンジンの排気量が小さいと、パワーも小さいのでオイルが固いとアイドリングが安定しません。)
 JASO MA/MBが制定されたのですが、このオイルがこの規格に適合したマークがつかないため、乗り換えることにしましたが、それまでの間とくにクラッチがすべるわけでもなく使わせていただきました。
2002.06.29購入 \8070
2001.09.02購入 \8100
1999.10.09購入 \6480
1998.07.27購入 \5380
1997.11.01購入 \6480
1997.06.29購入 \6480
1996.11.24購入 \6480
1996.06.29購入 \6980
1996.01.07購入 \5980
1995.09.30購入 \6480
1995.06.02購入 \6450
1995.03.21購入 \不明
カストロール スーパーバイクR4 5W-40 JASO:MA2004.04.03作成
カストロール スーパーバイクR4  普段使っていたシントロンエクストラがJASO MA/MBに適合しないので、オイル銘柄を変えることにしました。
 いままでカストロールで不具合無く使えていたため、今回もカストロール製から選ぶことにし、同じような5W-50の製品を探したのですが見つからず、一番近い化学合成油でJASO MA準拠品で絞ったらコレになりました。価格帯も同一なのでちょうどいいです。
 さっそくオイルを入れ替えてみると...いきなりギアシフトが固く入りずらくなりました。たしかにMA準拠となると低粘度・低摩擦化のための添加物が使えなくなるため仕方が無いのですが、この固さはひどすぎます。エンジンのメカノイズも明らかにうるさくなりました。

 次の交換時にはこのオイルはやめて、他のMA準拠品にしてみることにします。
2002.10.13購入 \7800
和光ケミカル 4CT 5W-40/10W-50 JASO:MA2004.04.13作成
ワコーズ 4CT  すごい! 前回使っていた"カストロール スーバーバイクR4"があんまり良くなかったので乗り換えたのですが、さすが価格は高くても高品質を売り物にしている和光ケミカルだけあって、非常に調子が良いです。
 明らかに同じ温度帯のオイル(カストロール比でね。)ですがやわらかいです。

 ギアシフトもスコスコ入りますし、適応温度帯も広いので季節ごとに使い分ける必要はなさそうです。一応2タイプ(5W-40と10W-50)があります。最初に買ったときは7月後半だったため、これからの冬に向けてやわらかめの"5W-40"をチョイスし、2回目は3月だったためこれから暖かくなるので"10W-50"にしましたが、どちらもいい調子です。

 いい値段はしますがオススメです。
その他数え切れず・・・・現役使用中
2007.09.22購入 5W-40 \9240▲10%引き
2007.07.08購入 5W-40 \9240
2006.09.17購入 5W-40 \8820▲15%引き
2006.06.18購入 5W-40 \8820▲15%引き
2005.10.22購入 10W-50 \8820
2005.06.11購入 10W-50 \8820
2004.09.21購入 5W-40 \8820
2004.03.21購入 10W-50 \8400
2003.07.28購入 5W-40 \8400
マイクロロン(オイル添加剤)2004.04.16作成
マイクロロン内容一式  この液体をエンジンオイルに混ぜることにより、エンジン内部を循環しながら皮膜を成型し摩擦抵抗を低減させるため、燃費が向上しエンジン雑音が小さくなります。またこの皮膜はエンジンオイルを交換しても持続するので効果は半永久だそうです。

 ずいぶんと昔からお世話になっています。これを投入すると劇的にメカノイズが減り、走行中のカウルの風切り音が聞こえるほどになります。また、ギアシフトもとてもスムーズですし、燃費も良くなりました。が、宣伝文句とは違い、効果はエンジンオイル交換で消えてしまいますので、オイル交換1〜2回で再投入しています。

〜2009.02.10追記〜 UPDATE ここ数年は購入していません。値段が高くて負担が重いのと、これを入れなくても4CTだけでも調子が良いことがわかりました。
2006.03.18購入 \6300
2005.03.27購入 \5670
2004.09.21購入 \6300
2004.03.21購入 \6000
2003.08.03購入 \6000
2002.06.29購入 \6000
2001.09.02購入 \6000
1999.10.09購入 \4980
1998.07.27購入 \5380
1997.06.29購入 \6000
1996.11.24購入 \6000
1996.06.29購入 \6000
1996.01.07購入 \6000
1995.09.30購入 \6000
1995.03.11購入 \6000
オイルジョッキ2004.03.29作成
オイルジョッキ  オイル交換を自分でやるときの必需品のジョッキです。
 これ(または類するもの)を使わないでオイルを注入することはまず不可能でしょう。(出来るかもしれませんが、注入口の周りからオイルがこぼれてドロドロになることでしょう。)

 オイル交換は多くても1シーズンに一回程度なので値段と保管場所をどうするのかで、購入するかどうかは非常に悩んでいた時期がありました。  コレを持っていないときは、A4のコピー用紙を3枚重ねて手巻き寿司のような形を作り、使い捨てジョウゴとして使っていましたが十分機能していました。
 しかし、その作戦では計量が出来ないため、ちょっと投入してはレベルゲージでオイル量を計る事を繰り返さなければならないため非常に手間です。

 保管は物置の中にしまってあるのですが、ビニール等で包んで埃が付かないようにしておかないとオイルと埃が混じってベトベトになり、次から使用できなくなります。
1997.06.29購入 \240
廃油処理箱2004.03.29作成
オイル処分箱6L用 廃油処理箱使用中  廃油はそのまま下水に流すわけにはいきません。何らかの方法で処理をする必要があります。
 この廃油処理箱は、紙おむつの王様みたいなもので、廃油を吸い取って半固体の状態にします。そうすると燃えるゴミとして集積場に出すことが出来、普通に持っていってくれます。

 ただし、4リットルの廃油を処理するのに4リットル用ではかなり厳しいので、できれば1サイズ大きいものを使ったほうが具合がいいようです。
オイル交換のたびに購入 \400前後
ドレンボルト用ワッシャ2008.01.0写真差替/2004.04.10作成
オイルドレンボルト用ワッシャ  オイルの抜き取り口は、オイルドレンボルトで栓をするような格好になっていますが、それだけだとジワジワと漏れてきてしまいます。より水密性能を上げるため、ドレンボルトワッシャを挟み込み、コレを押しつぶすほど締め付けて密閉しています。

 したがって、原則的にはドレンボルトを外したたびにワッシャも交換する事になっています。が、毎回交換することも無いと思います。さすがに10年近く乗っていると一度も交換しないわけには行かないので、いくつかスペアを持っておき、ときどきオイル交換時にいっしょに交換するようにしています。
1999.04.24購入 \30
オイルフィルター2004.04.10作成
オイルフィルター開封前  オイルはエンジンに供給され潤滑・冷却したり、ギアやクラッチにも供給され冷却をしています。この際、エンジンからの鉄粉やギア、クラッチからの鉄粉などのゴミが混じります。
 コレをそのままにしておくとやがて循環して再度エンジンに供給され、今度は潤滑どころか逆に傷をつけてしまう結果となるため、循環する前に除去する必要があります。
 VFR750F(RC36)は、カートリッジ式のオイルフィルターを使用しており、オイルパン(エンジン下部のオイルをためておくところ)に溜まっているオイルをポンプでエンジンに供給する前に、このフィルターで鉄粉などのカスを取り除きます。

 最近は、マグネット内蔵型が出回っており、鉄粉をフィルターで濾すと同時にマグネットで鉄粉を吸着してしまうようになっています。

 価格も\1200円前後と安価のため、オイル交換時には毎回交換するようにしています。
オイル交換のたびに購入 \1200前後
フィルターレンチ2004.05.18作成
フィルターレンチ  オイルフィルターを脱着する専用工具です。
 オイルフィルターに被せて使い、別途メガネレンチを使用してトルクをかけます。ただし、あんまり力を入れてまわす必要が無く、手でフィルターを限界まで締め付けてから、さらにこのレンチで1回転だけ締め付けます。
 強く締めすぎてネジをなめてしまうとエンジンのバラシが必要となり、多額の費用がかかってしまうのでくれぐれも気をつけましょう。
1995.01.02購入 \900

Last updated 2004.05.18