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『なんじゃこりゃ!?』のコーナーで紹介している"バッテリーチャージャー"では満充電にならないので、自作品を流用しています。 もともとは、自宅部屋内がACアダプタだらけになってしまったので、DC12V電源+無停電電源装置として作ったものですが、バッテリーを浮動充電する回路が作りこまれていました。 これを使用して、電圧計と電流計をにらめっこしながら、手動で電圧調整ボリュームを回して、バッテリー充電終止電圧13.8Vになるまで約2Aの定電流制御します。 回路自体は、AC100VをトランスでAC18Vに変圧して、ブリッジダイオードを通してから、1系統は可変電圧三端子レギュレーターでDC13.8Vを作り出し外部電源供給し、もう1系統も別の可変電圧三端子レギュレーターでDC13.8Vを作り出しバッテリーを浮動充電します。もし外部電源供給がなくなった場合は、ただちにバッテリー給電に切り替わります。このあとインバーターをつければAC100Vの無停電源装置が出来ますね。 これを使用すると日中で満充電になります。 | |||
1988.05.05完成 製作費不明 | |||
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回路の電圧・電流・導通の検査が出来るテスターです。右がアナログ式で左がデジタル式です。 アナログ式は中学校の技術家庭の授業で使ったやつで、左はその後アナログ式では使いづらくて別途で購入したものです。 一般回路測定ならばデジタルのほうが使いやすいのですが、バイク用途に限ってはアナログ式も大活躍です。というのも、エンジンが回っている状態で電圧を測定しようとすると、スパークプラグのノイズが回路に乗っているためエラーとなってしまい測定できません。こんなときでもアナログ式ならば平均電圧が測定できます。 ちなみに、初めてバッテリー上がりを経験したとき、スタータースイッチを押すと『バチバチ』と音がしてセルモーターが回らないので、テスターで抵抗値測定(導通しているか)をすると『0.4Ω』というほとんどショートと変わらない値を示しているので、バイク屋に『セルモーターが壊れた』と持っていったところ、単なるバッテリー上がりだったらしく、ちょっと恥ずかしい思いもしました。 | |||
アナログ式 購入日 価格不明 デジタル式 1990.06.17購入 \6120 | |||
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ここまでくると完全に趣味の世界から脱してしまいます。 別にバイクのために購入したわけではないですけれど、結果的にバイクの役に立ってしまったという測定器『オシロスコープ』です。 前途のテスターは『電圧を計る計測器』です。もう少し正確に言えば『ある瞬間の平均電圧値を計る計測器』です。平均と書いたのは『物理的に針がそんなに速く追従しない』からです。(デジタル式の場合もサンプリングタイミング付近の電圧比較回路が電圧値をはじき出すわずかな時間の平均電圧値です。) ですから、バイクの電源回路に乗ってしまうノイズの測定や、コンピューター回路の測定など、時間と共に現象が変化して継続しない瞬間的な出来事は捕らえることができません。 そこで、時間軸と電圧値を同時に見ることができる計測器が必要となるのです。それがオシロスコープです。 いっぱいあるツマミは、横軸の時間の幅を設定したり、縦軸の電圧の幅の設定、管面上に表示させることができるカーソルで計測するパラメータの設定などなど。 慣れるとものすごく重宝する計測器です。 | |||
KENWOOD製 CS-5130 40MHzリードアウト付き 1991.04.14購入 \134000 | |||
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カー用品売り場の配線材料売り場に行けば比較的簡単に入手できる『配線コネクター』(正式な名称ではないと思いますけど....)。コネクタ自体は業界では超有名なAMP(アンプ)製です。 これは、ケーブルの被服を剥くことなく、手軽に配線を分岐できるものです。 使い方は簡単、コネクタ中央の金属部分に切り欠きがついているのですが、この部分にケーブルをセットして、上から押さえつけるだけ。 確かに歌い文句にうそ偽りはなく、ケーブル直径さえ適合サイズであればかなりガッチリと固定できます。その時だけは.... 時間が経ち、バイクの振動に長時間さらされて、かつ高温、低温など自動車と比べると遥かに耐候性が要求されるため、次第に緩んできてチャタリングなど電気回路に悪影響を与え始めます。 末期には、路面のギャップを越えるとプラグの点火タイミングやタコメーターに回転数を指示する『スパークユニット』がノイズで誤動作して、一瞬点火しなくなり、タコメーターが瞬時に振り切れる不可解な動きをします。 結局、このコネクタを取っ払い、より信頼性の高い圧着端子に移行しました。 | |||
購入日 価格不明 | |||
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意外と忘れた頃に突然切れて、そんな時に限って予備も積んでいない・・・・というのがヒューズです。 バイクといえども電気回路は使用されていて、事故電流から機械を守る『ヒューズ』は必ず設置されています。最近のバイクは、より電子機器化が進んでいるため、重要度は増しています。 各機能ブロック毎に分離された5〜10個のヒューズを使用しているのが一般的です。私の愛車VFR750F(RC36)の場合は、右ハンドル下のインナーカバーの内側がヒューズボックスで、一番風雨に晒されにくい所に設置されています。 時々はヒューズボックス開けて、ヒューズ接点が錆びていないか。予備ヒューズが切れていないのかを確認しましょう。
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M&Hマツシマ #BFR10 2007.12.24購入 \210 | |||