北海道最東端の納沙布岬です。日本の最東端ではありません。日本の最東端にはなかなか到達できないでしょう。 えっ?、なぜかって? 北方領土の択捉島があるから....ではありません。最東端は太平洋のかなたに浮かぶ『南鳥島(みなみとりしま)』になります。
北海道の東側のことを道東(どうとう)と呼びますが、特にココ根室は時間的に遠くかなりの『最果て』感が味わえます。最も近くの都市『釧路』から100km以上の距離があり、飛行機も釧路までしかこれませんし、電車も特急電車は釧路どまりなので、釧路から2時間以上かけて鈍行で到達する必要があります。
この辺りは夏でも気温が低く、2002年の夏に訪れたときには、昼間でも気温11℃。 東京では30℃超があたりまえのときにこの気温ですから体を壊します。もちろん、JR根室駅前のお土産屋さんではストーブを炊いていました。
如何に寒くともキャンプにはこだわりましたが、明方は気温4℃。持ってきたものをすべて着込まないと寒くて寝られません。キャンプ場にはライダー二人と自動車組がいたのですが、自動車組はさっさとリタイヤして夜通しエンジンを回し暖房をかけていました。もう一人のライダーは夜明けとともに西に向かって走っていきました。残された私一人も、逃げるように暖かいほうに向かって走り出したのを良く覚えています。
そもそも真夏なのに天気予報で『低温注意報』が発令されていたのにはびっくりしました。
2008年のゴールデンウィークの時期にやってきました。この辺りは霧が多く『根室の晴れは真っ白な晴れ』といわれるほど視界が効かないことが多いので、すっきりとした青空が拝めるのは年に数回。地元の人も『今日の根室は当りだよ』というほど綺麗な日でした。
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霧が多いので霧笛を装備 |
最東端の灯台・納沙布岬灯台 |
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本土最東端の碑が増えてる! |
日本本土最東端・納沙布岬 2008 |
岬の先には沈没船の残骸が! |
小さな根室半島では北も南も東も海に囲まれていて、陸地に良く出る霧とは違い、濃い海霧が風に流されて辺り一面を覆います。もの凄い濃い〜ヤツです。夏の観光シーズンでは海霧が出やすいので、真っ白な確率が高い岬です。