1986年ホンダは、新設計の水冷・4サイクル・90度V型4気筒エンジンを搭載し、アルミツインチューブフレームをはじめ数々の最新技術を採用した初代VFR750Fを発表、V4エンジンが発揮するスムーズで力強いパフォーマンス性と、俊敏かつ安定感に溢れるハンドリング特性を兼ね備えたこのモーターサイクルは、幅広い走行条件において高い運動性能と快適性を両立させ、世界のベテランライダーから『スーパースポーツ・ツアラー』『オールラウンダー』と称されるなど、欧米市場を中心に国内においても好調な販売を記録しました。 その評価のポイントも、 このクラスのスーパースポーツモデルの多くがパフォーマンス性を優先させていたのに対し、VFR750Fはスポーツモデル本来のライディングの楽しさを追求することで、ベテランライダーでも十分に楽しめるモデルとして、パフォーマンス性のみならず、 軽快なハンドリング性や長距離ツーリング時の快適性を重視するライダーに広く受け入れられました。 1990年、VFR750Fは、よりコンパクトなパワーユニットを搭載し、鋳造アルミ製の片持ちスイングアーム『プロアーム』を採用してフルモデルチェンジ。 ハンドリング特性とリアホイールのメンテナンス性を向上させるとともに、ハイテクイメージのボディデザインを採用しました。 | |
....本田技研工業(株)ホームページより抜粋 |
〜2004.2.15追記〜 実際にノーマル状態でパワーチェックをしてみました。 東京都町田市にある、とあるバイク雑誌で有名な『モーターサイクルドクター須田』までバイクで行き、そのまま検査室へ。 オーバーヒート防止のため前方から風をあて、マフラーからの排気を吸い取るパイプも装着すると、あとはひたすらアクセルを開ける。 ウォォォォォォーーーーン。悲鳴とも思えるほどエンジンを回して出来たのが右のグラフ。 ちょうど10000回転付近でパワーのピークで、後輪出力74.8馬力、エンジン出力80.92馬力と、 ほぼ国内規制値の77馬力という値になりました。 ちなみに、『車種』欄には『VFR750R』と書いてありますが、お店の人も『VFR750F』なんていうのは知らなかったのですね.... |
車名 | ホンダRC36 | ||
長さ(m) | 2.180 | ||
幅(m) | 0.710 | ||
高さ(m) | 1.175 | ||
軸距離(m) | 1.470 | ||
原動機の形式 | RC35E | ||
総排気量(l) | 0.748 | ||
燃料の種類 | ガソリン | ||
車両重量(kg) | 前軸 | 121 | |
後軸 | 125 | ||
計 | 246 | ||
乗車定員 | 2 | ||
燃費(km/l)60km/h定地走行テスト値 | 26.5 | ||
車両総重量(kg) | 前軸 | 145 | |
後軸 | 211 | ||
計 | 356 | ||
最低地上高(m) | 0.13 | ||
シート高(m) | 0.800 | ||
キャスタ | 26°00′ | ||
トレール(mm) | 99 | ||
フレーム形式 | バックボーン | ||
制動停止距離(m) (初速 km/h) | 13.5(50) | ||
最小回転半径(m) | 3.3 | ||
弁開閉時期 | 吸気 | 開き | 5° BTDC |
(1mmリフト時) | 閉じ | 35° ABDC | |
排気 | 開き | 40° BBDC | |
(1mmリフト時) | 閉じ | 5° ATDC | |
冷却方式 | 水冷電動式 | ||
始動方式 | セルフ式 | ||
原動機種類 | ガソリン・4サイクル | ||
シリンダ配置 | V4横置 | ||
バルブ駆動方式 | ギヤ駆動・DOHC | ||
内径×行程 | 70.0 × 48.6 | ||
圧縮比 | 10.5 | ||
最高出力(PS/rpm) | 77/9,500 | ||
最大トルク(kg-m/rpm) | 6.6/8,000 | ||
キャブレター形式 | VDJ2 | ||
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリ点火 | ||
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | ||
潤滑油容量(l) | 3.8 | ||
燃料タンク容量(l) | 19 | ||
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | ||
機関から変速機まで | 機構 | 機関−クラッチ−変速機 | |
減速比 | 1.939 | ||
変速機 | 常時噛合い式 | ||
変速比 | 一速 | 2.846 | |
二速 | 1.882 | ||
三速 | 1.450 | ||
四速 | 1.227 | ||
五速 | 1.111 | ||
六速 | 1.035 | ||
最終減速 | 方式 | チェーン | |
減速比 | 2.687 | ||
タイヤサイズ 前 | 120/70R17 58H | ||
タイヤサイズ 後 | 170/60R17 72H | ||
ブレーキ形式 前 | 油圧式ダブルディスク | ||
ブレーキ形式 後 | 油圧式ディスク | ||
懸架方式 前 | テレスコピック式 | ||
懸架方式 後 | スイングアーム式(プロリンク) | ||
フレーム号機 | RC36-1000001〜 | ||
エンジン号機 | RC35E-1050001〜 |