出発!北海道 日程を考える にっていをかんがえる
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北海道ツーリングへ出発する際の準備の前の取っ掛かりをまとめてみました。
日程と根回し2004.09.06作成
カレンダーとににらめっこ  北海道に行くときに最初に考え、決定しなければならないのは日程です。
 社会人ライダーは、会社の夏休みと、さらに追加で取る連休を何日設定できるか、早いときにはゴールデンウィーク頃から同僚に根回しと、自分の仕事のスケジュールを調整する必要があります。

 夏になってから突然『北海道に行く!』といっても、驚きとやっかみですんなりと許可してくれません。普段から北海道に行きたいことをアピールしておき、周りから『あいつは夏は北海道だからなぁ(半あきれ)』と思われておくことです。
 通常、会社の夏休みは5日間、あとは土曜日曜までの穴を連続有給休暇で塞ぎ、12日前後の連休を奪取するつもりでガンパリます。

 ちなみに休暇の最終日は、ドロドロになって帰ってくるバイクの洗車や、テントの手入れなど何かと後片付けに時間がかかるので、体を休めながらの後片付けの日として割り当てます。
 さらに休暇の最終日1日前は、予備日兼体を休める日として確保しておきます。
 したがって、ツーリングに使える日は休暇日数-2日だけとなります。

 別に若くて体力に自身があれば北海道から戻ってきてすぐに会社に行っても問題は無いんですけどね....
上陸方法2004.09.15作成
フェリー  さて、日程(といっても連休の日付が決まっただけですが...)が決まったら、これを基に北海道上陸手段・上陸日・離陸日を決めます

 上陸手段を比較検討するのは次の3つです。
東京から飛行機
 飛行機にバイクを貨物として積み込み、そのまま同行してしまう方法です。『スカイツーリング北海道』のページでくわしく紹介してます。
長所 時間やっぱりダントツ早い!
8時30分に自宅を出て15時30分には北の大地走行可。
短所 値段は人とバイクで10万円超。
日中の空いている時間しか飛べない。2週間前には予約完了しておかなければならず。

あくまで自走。青森函館だけフェリー
 東北自動車道をとにかく北上し、青森からフェリーに乗る方法です。青森−函館間のフェリーは便数が多いので、時間的な制約はありません。
青森から本州最北端の大間まで自走してからフェリーに乗るコースもあります。
長所 自宅を出たときから楽しい。北海道の偉大さが感じられる。
安価(高速代2万、燃料1万、フェリー8千円/往復)
短所 往復だけで体力を消耗する。休憩込みで11時間走行。(結局1日がつぶれます。)
函館からがまた遠い。

途中からフェリー
 上記2案の中間で、出来るだけ体力を温存し、出来るだけ安価に上陸するいいとこ取りを狙います。(ただし、私は経験がありません。)
長所 体力的に楽です。
けっこう安価。でも直江津や大洗までの高速自走を考えると、青森まで自走より高いです。
短所 フェリーは多くても一日1便。到着時刻もあんまり良くありません。
フェリーに10時間以上カンズメになり、トータルも一番かかります。

 私は、最初の2回は飛行機を利用しましたが、そのあとはずーっと青森自走をしています。充実感ありますよ!
宿泊方法2004.10.01作成
宿泊手段  宿泊方法も事前に決めておく必要があります。ズバリ、『キャンプをするかしないか』で、持っていく荷物の量が格段に変わってきます

 キャンプをしない場合でも寝袋だけは持ってきましょう。ホテルやユースホステルでも良いのですが、ライダーハウス(簡易宿泊所)も利用しましょう。 一泊千円程度の素泊まり寝具無しですが、費用が安いのでロングツーリングでは大助かりです。
 また、宿を予約してしまうと、たとえ日が落ちてもその日のうちに到達すればよい安心感もありますが、逆にこれが仇となり自分が立てた予定に縛られ、雨天走行を強いられたりします。

 そして、敷居は高いのですが、慣れれば快適のキャンプをする場合は、寝袋以外にテントテントマット調理器具その他の装備が必要になりますが、北海道のキャンプ場は高くても一般500円、 無料のところもたくさんです。雨が予想される場合はライダーハウスに逃げ込んでも良いのです。
 無料のところはトイレがあんまり綺麗ではありませんが、北海道は道の駅綺麗なトイレが24時間使える!)がたくさん整備されているので、大便だけココで済ますのも手です。
 最悪でも、バス停に寝たり出来るので、寝ることに関して不安はありませんし、天候次第でもう一泊したりもできるので安心です。
 ただし、ゴールデンウィークのころは道北方面のキャンプ場がクローズしている確率が高いです。

 ここはぜひキャンプツーリングをオススメしますよ。
ポイント学習2004.10.26作成
事前調査中  日程と宿泊手段が決まると、次は道内をどのように回るかを考えましょう。
 予備日を考慮しながら、なんとなく回りたい地方やポイントをイメージし、航続距離から大体の宿泊ポイントを決めます。
 そして、大事なのは、回るべきポイントがある程度決定したら、その土地やポイントのことをあらかじめ調べておくこと
 同じ見るでも行き当たりばったりで行ったのと、学習していったのでははやり感動が違います。 私の場合は一度ガイドなど見ずに回ってきたところを後から自宅で調べて『ああーっそうだったのか』と納得し、 次の機会に改めて再観光となるパターンが多いです。

 北海道は広いです。ライダーの地図でおなじみのツーリングマップルも、北海道版だけは縮尺が違います。 関東の感覚でルート取りをすると、現地に行ってからとてつもなく広大な台地に泣くことがあります。 (私の場合は北海道版から先に買い揃えていき、その縮尺に慣れてしまったため、四国ツーリングに行ったときにはあっという間に目的地を過ぎてしまい、距離感覚を補正するのに苦労しました。)

 また、バイクは天気に左右される宿命なので、事前に決めたことどおりにシナリオは進みません。 まぁそれもいい思い出になりますよ。

Last updated 2004.10.26