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旅の証拠写真 いそう いそう

 降り注いだ雨は、いずれ川となりそして海に注がれます。その流れ込む海が切り替わる地点を『分水嶺』と呼び、本州には太平洋と日本海への行き先が変わる中央分水嶺が背骨のように走っています。

 普通なら山の稜線の北と南で太平洋か日本海が決まるイメージがありますけど・・・、日本一低い標高の中央分水嶺である兵庫県丹波市氷上町石生は標高100mのただの田んぼの中にそれがあります。 なんと一つの川が二つに分かれる非常に珍しい形となっており、しかもそれぞれの川の行き先が太平洋と日本海というすごいところなのですが、通りすがりの人は誰も気がつかないかもしれません。
 たまたま交差点名称が『水分れみわかれ)』となっていて『おやっ!?』と止まってみたら面白かったのです。近くに水分れ公園が整備されていて、川が二つに分かれている様子が多少大袈裟にアピールしています。そのどちらに行くかによってその後の運命が決まるのです。
 大体、分水嶺といえばヘンピな場所というのか相場なのですが、ここは昔から交通の要衝らしく今でも国道の分岐点になっているほどです。 そこに架かる『水分れ橋』は『身分れ』を想像させるため、昔の嫁入り行列はこの橋をわざわざ避けて通ったそうです。

水分れ橋脇の分水嶺 水がどちらに行くかで運命が決まります 交差点の名前も『水分れ』
川の分岐点の道標 水別れ(みわかれ)交差点
水分れ公園内の実際の川の分岐 日本海と太平洋を分ける橋
中央分水嶺の目の前で ココが川の分岐点 水別れの解説板もあります
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