国道254号線、
三桁国道と馬鹿にするなかれ。
長野県松本市から延々と群馬県や埼玉県をとおり東京都文京区まで続く
226.1km、都内や埼玉県内では幹線クラスの国道です。
しかし松本方面に向かうにつれて徐々に交通量が減っていき、いくつかの山を越え
(そのうちの一つは
三才山トンネル有料道路)、
信州の都市松本にたどり着くのですが、幹線国道19号に出るためには
松本市街を通過しなければならず、渋滞の要因となっていました。
そこで松本市街を通過しなくてもようバイパスルートが1988年に計画され、
6年の工期と166億円をかけて、1994年12月に開通しました。
ところが、
バブル期の計画の甘いこと。予測交通量に満たないため
当然大赤字。
通行料金が高いためではないか?ということで、
夜間無料フェアや、
全車種100円均一フェア(通常なら普通車300円)などを実施していますが、
単独での建設費返還は不可能と判断され、
隣の
三才山トンネル有料道路と
料金プール制
(早い話が
建設費はすべて合算、
通行料収入もすべて合算して扱う)となりました。迷惑な話です!