転倒&回復
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 バイクに乗っている限り、常に転倒のリスクと隣り合わせ。誰一人として好き好んで転ぶ人などいないのですが、フッと油断した時にソレはやってくるのです。
 私の今の愛車VFR750F(RC36)に乗り換えた直後に一度立ちゴケ一度は坂道でスタンドが外れてゴケ(?)をやった後は、10年以上転んでいなかったのですが、2008年にやってしまったのです・・・・・。
久しぶりの立ちゴケ2009.04.01作成
久しぶりの立ちゴケ  それは、2008年ゴールデンウィークの北海道ツーリング最終日東北道青森インターチェンジで発生したのです。
 私はブログネタの収集のため、何か見つけるたびに写真撮影のためにバイクを路肩に寄せて止めるのですが・・・・
  1.ロングツーリング最終日で疲れが溜まっていた
  2.青森の健康ランドで仮眠を取っていたが、なぜかほとんど眠れなかった
  3.ETC深夜割引(0時〜4時)を活用するため、午前3時過ぎに強制出発
  4.上記によりボーっとしていた
  5.停止して足を付いたところが乾いた砂だらけで、足をすくわれた!
  6.もう体勢を立て直すことが出来なかった・・・・
と、コケそうな要因はいくつでも挙げられる状態でした。

 速度ゼロでの転倒で、かつライダーは脱出しているため怪我はありません。
 もう古いバイクで、マフラーは純正が手に入らないため、左にコケてよかった〜!というのが正直なところでした。
立ちゴケ:損傷部位の確認2009.04.21作成
明るい場所で損傷を確認しようにも、泥汚れでよく判らない  転倒した場所は薄暗くてダメージの具合がよくわからない・・・・
 とりあえずブレーキレバーやブレーキペダル等、走行に支障がないか確認するも、セパレートハンドルの角度が若干曲がってしまった他はたいしたダメージが見つからず、午前4時までに料金所ゲートをくぐらないと『深夜割引40%』の恩恵に与れないため、とりあえず最初のPAまで走行し街灯の下でじっくり観察することにしました。



う〜ん・・・・
泥汚れが酷すぎてよく判らん!

 薄暗いところで見てると、カウルのキズなのか泥汚れが白く見えているのか全く判別がつきません。

 ていうか、まぁ、その程度なんだろう・・・・と、自分に言い聞かせてとりあえず東京まで戻ってじっくり診断することにします。
立ちゴケ:損傷部位の精査2009.05.11作成
立ちゴケ:損傷部位の精査  東京の自宅に戻り、洗車をした後に改めて損傷個所を確認しましたが・・・・、ほとんどダメージが無い!

 左のバックミラーとパニアケースがすべての衝撃を受けてくれたのかな?

 左バックミラーは取り付け部分が曲がってしまいました。でも継続使用も不可能ではないレベルです。(でも、もともと動きも渋かったからこれを機会に変えようかな?程度です。)
 左アンダーカウルは、タッチペイントで色を塗ったらすっかり綺麗に! このカウルも元々傷だらけだし、いまさら傷の一つや二つ増えたところで・・・・。
 そしてパニアケース。やはりこの出っ張りのおかげ。そして丈夫なパニアケースには強烈なかすり傷がついたけど、まぁ、無視しよう・・・


 意外と軽症でした。もちろん、内臓系にも異常はありません
立ちゴケ:純正部品のオーダー2009.07.06作成
立ちゴケ:純正部品のオーダー  普通のバイクならばそのまま乗っていたかもしれません。でも、この古いバイクの場合は、純正部品は買える時に買っておかないと後で欲しくなっても入手困難な場合があります。
 そこで、必要な部品と、常日頃から欲しいと思っていた部品をまとめて手配してしまいました。
部品番号 部品名 数量 単価 小計 備考
88120-MT4-003ZA L.バックミラー *NH1* \6800 1 \6800 転倒
回復
50533-MT4-000ZC サイドスタンドカバー
*PB184MU*
\2400 2 \4800 ついでに
64180-MT4-700ZA ウインドスクリーンセット
(WL)*PB184MU/TYPE3*
\15700 1 \15700 ついでに
50537-MT4-700ZA アンダーカバーCOMP
*PB184MU*
\8400 1 \8400 ついでに

 サイドスタンドカバーはこのバイクで一番壊れる外装部品で、今回の立ちゴケでもほんのわずかにキズがついていました。この部品、ホンダの在庫も残りわずかなので、大奮発して2個。ていうか、ほとんどが『ついで』ばっかり・・・。
立ちゴケ:新品に交換2009.08.16作成
立ちゴケ:新品に交換  届いた部品を早速取り付けることにします。
 まずは、転倒でダメージを受けたバックミラー。写真で見比べるとよくわかりますが、取り付け部の根元から曲がってしまっています。

 まあ、機能的には交換しなくても何とかなるのですが、思い切って交換しました・・・・が、ぜんぜん違う! 動きがスムーズです。
 今までのは動きが渋くて、ミラーの方向を微調整するのが大変でしたが、部品交換後はコレがとってもスムーズで自由な方向にスイスイ可変できます。

 いや〜、もっと早く交換しておくべきだったよ〜


 そして、ココから先はダメージすら受けていないけど、経年変化でだいぶ疲れが溜まっていそうな部品たちを交換するのです。
 ウインドスクリーン。さすがに18年も使っていると細かいキズがたくさんで、そしてなにより紫外線で劣化したのか、どうも黄色味がかっているのです。

 新しい部品は・・・・当然綺麗な透明色でキズひとつ無いさわやかさ

 いいねぇ〜♪。


 さらについでにアンダーカバー。この部品も転倒とはまるで無関係なのですが、サイドスタンドを払うたびに直接スタンドとぶつかるので、徐々に塗装が剥げていき、その部分からさびが出てきて非常に見苦しかったんです。
 (でも、下のほうを覗き込まないと見えない部分だから、他の人からはたぶんどうとも思われていないと思いますが・・・・)

 これも交換しましたが、ピッカピカ! 輝きが違います


 とりあえず、ここまでで立ちゴケのダメージは完全にクリアとなりました♪
悪夢再び!走りゴケ2009.12.21作成
悪夢再び!走りゴケ  このバイクに乗り始めて10年以上・・・・立ちゴケは経験あるけどマジゴケは一度も無かったのに・・・・(>_<);

 この日は国道20号の旧道の、道幅1.5車線ぐらいの道を流していました。
 対向車が来たのですが、道の真ん中を走ってきて一向に避ける気配が無い・・・・!!

 ヤバイ!
 そう思い回避行動をとり、そのままマジゴケとなりました。
 ずざざざざ〜、バイクが倒れちょうど壁にタイヤをつけて走行するような格好で滑走し、10mぐらいで止まりました。
 私自身は学生時代の柔道が体に染み付いているのか、無意識に受け身を取っていて軽症


 警察を呼んでの現場検証のときも、対向自動車のドライバーは『私のバイクをどこで気がついていたのか記憶に無い』ですって。ボケ〜っと運転するな!!

←マウスを載せると回避行動の跡が見れます。(奥から手前に走ってきました。)
走りゴケ:損傷部位の確認2010.11.11作成
損傷部位の確認  前回の立ちゴケとは違い、ものすごいダメージ!
 右側カウルほぼ全滅! 重症なのはウインカー付近のアッパーカウルサイドカウルロアーカウルアンダーカバー・・・・
 軽症なのが、右バックミラー右ハンドルウエイト、ブレーキペダルの曲がり少々、そして右側カウルステーの若干曲がり

 ただしパニアケース装着のお陰か、マフラーは無傷!だし、フロントフォークとかも多少の擦り傷程度だし、油圧系統もノーダメージ冷却水系統も異常なし。とにかく内臓系(?)に一切の異常なし!

 さぁて、傷ついたパーツの在庫があるかどうか、一気に照会をかけてみることにします。(もしカウルが手に入らなかったら手放すことも覚悟で!

部品番号 部品名 照会結果
64211-MT4-000ZC R.アッパーカウル *PB184MU/TYPE3* 1 手配可能
64430-MT4-700ZA R.ミドルカウルセット(WL) *PB184MU* 1 手配可能
64311-MT4-000ZC R.アンダーカウル *PB184MU* 1 手配可能
64221-MT4-700ZA R.アンダーカバーCOMP *PB184MU* 1 残13終売
88110-MT4-003ZA R.バックミラー *NH1* 1 残2
64232-MT4-000ZC L.アッパーカウル *PB184MU/TYPE3* 1 手配可能
83620-MT4-700ZB カウルマーク *TYPE4* 2 販売終了
46500-MT4-000 ブレーキペダルASSY 1 残2
64511-MT4-010 R.フロントアンダーカウルステー 1 残53終売
30511-MT4-000 R.フロントイグニッションコイルステー 1 残7終売
37460-MT4-600 クロックASSY 1 手配可能
77218-ML7-000 リアーカウルマウンティングラバー 2 手配可能

 なんと、カウルに貼るラベル以外は全て手配可能! これでこの愛車とまだ付き合っていけそうです!
走りゴケ:新品に交換2011.01.01作成
新品部品が大量に届きました
前半分の外装をほぼ全部交換!
 調子に乗ってたくさん部品を頼んだら、こんなに大量のダンボール箱が届きました
 さあさあ、一気に交換してしまいましょう。

 バイクの前半分のカウルを全部外し、曲がってしまったステーも交換したり、手で修正したり・・・・。

 さらに、どうせココまでバラスのだからと、損傷とは無関係の『クロックASSY』も交換してしまったり、昔に手配だけしておいて交換していなかったカウル部品もこのタイミングで交換して、完全リフレッシュ完了です!
(よかった〜交換していなくて。もし交換していたら今回の転倒で壊してしまっていましたからね〜。)


 なんか、この時期に全交換してよかったかも!
 以前のカウルは経年劣化が激しくてシナリがなく、カウル脱着時にヘタにテンションをかけると『パキッ』と割れてしまうほどモロかったのですが、パーツが底を突く直前にほぼ全てのカウルが手配できた! こんな機会がないとカウル交換なんてしないしね。
 さぁ、これでまだまだ乗れますよ〜
交換完了〜

Last updated 2011.01.01